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中庭がある暮らしの家で、ゆとりのあるひとときを過ごす
エトセトラ
家は、心地の良い居場所の集合体です。
玄関、リビング、ダイニング、キッチン、お風呂に洗面脱衣、トイレや夫婦寝室に子供部屋…
1つ1つの空間が集まって、そしてそこに庭などが加わり1つの家が出来上がります。
無駄なく合理的にまとめることも大切ですが、生活の潤いや楽しさが欠落した退屈な家になってしまっては意味がありません。
大きくはない家でも、1つの1つ空間をどのように組み合わせるかが重要。それがたとえ小さな空間だとしてもです。
そんな1つの空間として今回は、屋内空間とは性質の異なる空間が暮らしに豊かなバリエーションを生む
“PATIO(パティオ)=中庭”の様々な取り入れ方についてご紹介致します。
お客様を迎え入れるアプローチ
事例①
ご自宅の敷地にいろとりどりのお花を植えたり、四季によって姿を変える木を植えたりして自宅内までの
アプローチを作るのも素敵ですが、中庭でそんな場所を演出してみるのはいかがでしょうか。
格子戸を開ける前の期待と、開けた時の興奮。お客様をおもてなしするには、ぴったりです。
事例②
ポーチを歩いていくと、玄関に入る手前で広がる中庭。木が1本あるだけで、フォーカルポイントになります。
お客様を迎える場所でもありながら、外からの目線は気にならないプライベートを守る空間でもあります。
中庭とポーチ、そして室内のダイニングとのつながりで、家族の「行ってきます」と「ただいま」が見える関係性も素敵です。
家族や友人と過ごす第2のリビング・ダイニングとして
中庭にアウトドア家具を配置し、第2のリビング・ダイニングの空間にすれば、周囲の目線を気にすることなく
室内の延長のように過ごすことができます。天気が良い日には、ちょっと食事を外でしてみる。
夜にはワインを片手にご夫婦や友人と贅沢なひとときを過ごすのもいいですね。
日光浴をしたり、読書をしたり。一人で過ごす安らぎの空間として
お気に入りのイスを一脚置くだけでも、あなただけのとっておきの場所ができ、外にでてみようという気持ちになれます。
周囲の視線を気にしない、完全なプライベート空間でリフレッシュする時間を過ごせます。
家の中へ風と光を取り込む
事例①
決して広くはない中庭ですが、この中庭からとり入れた光が室内を明るくします。
敷地の周辺環境を考え、外回りにあまり窓を設けたくない場合には、このように中庭で日中の明るさを確保できるようになります。
事例②
ウィンドウトリートメントに何を選ぶかで、取り入れる光の性質が大きく変化します。
ファブリックとレースの3層からなるロールスクリーンを通すことで、柔らかい光となり心穏やかな空間を演出します。
いかがでしたでしょうか。
PATIOと言っても、その空間の使い方は様々です。
ぜひ、あなたの暮らしのなかに“PATIO=中庭”を取り入れてみませんか。
現在、中庭のある住まいを建築中です。ぜひ、こちらもご覧ください。
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