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2014/12/09

旅のススメ(その2)歴史の街、萩にある築150年の庄屋さん

マキハウスデザインの旅

古き良き建物を訪ねて来ました。

築150年超の庄屋さんです。

建物にストーリーがあり、武士という身分が解体される中、
武士として生き残れるか、それ以外の生き方をするのか・・・。

その運命をくじ引きに委ねられ、
仕方が無く商人として生きることとなった武士の方の建物だそうです。
しかし、商人として大成功し、立派な屋敷を建てたということらしいです。

建物外観です。かなり大きな建物でした。

































玄関に入ったところです。
土間も広く何人の人が出入りしていたのか?と思うほど広い作りでした。


玄関から入って上を撮影しました。
立派な梁と物凄く高い天井で建物の大きさが分かると思います。


家の中です綺麗に仕切られた8畳の部屋がいくつも連なっていました。
時代劇でいくつも扉を開けるシーンがありますが正にその作りでした。

別の建物ですが、鬼瓦です実は私はコレの名称が分からず、
工事部のメンバーに確認しました。
鬼の顔が無くても建物のこの位置に付くものは鬼瓦だそうです。

〜ウィキペディアより〜鬼瓦(おにがわら)は
和式建築物の棟(大棟、隅棟、降り棟など)の端などに設置される板状の瓦の総称。
略して「鬼」とも呼ばれる。
厄除けと装飾を目的とした役瓦の一つ。

鬼瓦は、棟の末端に付ける雨仕舞いの役割を兼ねた装飾瓦で、
同様の役割を持つ植物性や石、金属などの材料で葺かれた
屋根に用いられるものを「鬼板(おにいた)」というが、
鬼面が彫刻されていない鬼瓦も鬼板という。

一般的に鬼瓦といえば、鬼面の有無にかかわらず
棟瓦の端部に付けられた役瓦のことをいう。鬼の顔を彫刻したものから、
シンプルな造形の「州浜(すはま)」や「陸(ろく)」と呼ばれるものや
蓮の華をあらわしたもの、また、家紋や福の神がついたものなどがある。
ルーツはパルミラにて入口の上にメドゥーサを
厄除けとして設置していた文化がシルクロード経由で中国に伝来し、
日本では奈良時代に唐文化を積極的に取り入れだした頃、急速に全国に普及した。
寺院は勿論、一般家屋など比較的古い和式建築に多く見られるが、
平成期以降に建てられた建築物には見られることが少なくなった。
鬼瓦を作る職人は、鬼師と呼ばれる。〜ここまで〜

萩の城下町の古い建物はほとんどこの鬼瓦が付いていました。
さまざまな鬼瓦がありましたのでその写真を収集するだけでも面白いですね。

かなり修繕が入っておりましたが、150年の歴史を感じさせる立派な建物でした。
武士から商人に転換し、成功した逸話も面白いです。

弊社も『遺す』『遺る』という理念を持って仕事をしています。
100年後、200年後にマキハウスの建物に物語が出来、語り継がれ、
観光の名所となる!そんな日を夢見て一意専心、家作りに取り組んでいます。