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家事室を考える
リノベーションだから、できるリノベーションで造りたい空間といえば、ウォークインクローゼット、オープンキッチン、そして家事室が多く挙げられます。新築マンションでは最近はウォークインクローゼットは必須ですし、パントリーもよく見られるようになりましたが、家事室まで付いている物件はなかなかないのではないでしょうか。
リノベーションで是非造りたい家事室。その間取りやデザインについて考えてみましょう。
メリット
1.最大のメリットは、家事の効率化。洗濯物を干す→畳む→アイロンをかける という一連の家事作業が一つの空間でできるので、無駄な動きをなくすことができます。アイロンやアイロン台を押入れの中からいちいち出してコードを繋げるという面倒な作業も解消されます。
2.室内干しによりPM2.5などの大気汚染から衣類を守ることができます。また、花粉症対策や乾燥時間の短縮にもなります。
間取り
家事室の目的は家事の効率化ですので、間取りは家事動線の延長線上にあることが重要です。キッチンの横が家事室になっていたり、洗面室とつながっていたり。お料理をしながら、お掃除をしながら、という効率的な家事の動きが、主婦の負担を減らしてくれます。
このように寝室の裏側に家事室があり、なおかつ洗面室にも繋がっていたり。これなら、洗濯物を畳んだ後もすぐに片付けることができます。
キッチン→洗面室→家事室という動線が1本になっている間取りは、最も効率的な家事動線です。
素材
家事室は洗濯物による湿気が出ますので、防湿系の壁紙と水に強い床材が適しています。
1.床材 ボロン
塩化ビニル系の素材ですが織物のように編み込まれていますので、畳のような気持ちのいい肌触りで、しかも撥水性があるので水にも大変強い床材です。
2.壁紙 さらりあ〜と
大建工業の壁紙で調湿性、防水性のある素材です。通常のクロスの約6倍の吸水力があり、洗濯物による湿気も気になりません。
機器
1.部屋干しファン Panasonic せんたく日和
温風ではなく気流によって乾かすファンですので、電気代もわずかで済みます。送風によって部屋干しの匂いも大幅に軽減されます。
2.洗濯物干し Panasonic ホシ姫サマ
室内用の洗濯物干しです。使わない時は天井に収納できますので、見た目もすっきりとします。
造作家具
引き出しの数、大きさ、収納できるアイロン台、造作家具なら一から設計して造りますので、細かいご要望まで応えることができます。
インテリア
座りながらの作業に、そしてちょっとした物置用に、スツールを置くと便利です。水に強く、軽くて動かしやすいもの、大きすぎないもの、などがおすすめです。
Kartell :STONE ¥42,100
イメージ
白を基調とした清潔感のある家事室が人気です。
海外の家事室
欧米の住宅は多くの場合家事室が備わっています。ビルトインの洗濯機と乾燥機があったり、シンクがあったり、壁にアイロンが収納できたり。様々なアイディアがたくさん詰まっています。
たっぷりの収納と、ミシン台まであって家事効率抜群ですね。
最高の家事室を私たちも追求していきたいです。