イタリアの老舗キッチンウェアブランド「アレッシィ」。新しく発表されたテーブルコレクションは、 英国の建築家デイヴィッド・チッパーフィールドによるデザインです。

東洋の陶器にインスパイアされ、「Tonale」と名付けられたこのシリーズは、イタリア人の画家ジョルジオ・モランディの色彩を研究し、モダンで洗練されたデザインとなっています。繊細なアーストーンの色調が印象的です。

陶磁器のひとつである「せっ器」によるアイテムやメタル、ガラス、木といった素材を採用したトレー、プレート、カラフなどオブジェのような面立ちが不思議な魅力と存在感を感じさせます。

テーブルウェアに求められる耐久性と機能性も十分に考慮しており、耐火性があり、オーブンに入れることが可能なため、調理法や用途の幅も広がります。

価格はミニプレートが￥1,890～

デイヴィッド・チッパーフィールド

ロンドンの建築学校AAスクールから学位を取得したのち、1978年から84年までダグラス・スティーブン、リチャード・ロジャース、ノーマン・フォスターの事務所に勤務する。1984年に自らの建築事務所をロンドンに設立し、1987年にはベルリンにもうひとつ事務所を設けた。目下、130人のスタッフが彼のオフィスに勤めており、すでに20を超える内外のコンペに勝利している。さらには卓越したデザインが評価され、RIBA、RFAC、そしてAIAをふくむ数多くの国際的な組織から賞を獲得している。1993年にはアンドレーア・パッラーディオ賞、1999年にはハインリヒ・テセノー・ゴールドメダルが授与されている。2004年に国立アカデミアフィレンツェ美術学院の名誉会員となり、建築分野での貢献が評価され英国上級勲爵士 (CBE) の勲章も授章した。ハーバード大学、ナポリ大学、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートをはじめ、ヨーロッパと米国で学生たちに建築を指導してきた。2001年、バルセロナ工科大学にミース・ファン・デル・ローエ教授職として選任され、現在はロンドン芸術大学の名誉教授として教鞭をとっている。