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2007/11/25

「Uten.Silo (ウーテンシロ)」

オススメの逸品
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今回はアートな壁掛け式の入れ物「Uten.Silo」をご紹介します。

この商品は光の魔術師「インゴ・マウラー」の夫人、「ドロシー・ベッカー」により、デザインされたものです。別名「Wall All 」とも呼ばれ、小物入れとしては規則的に収納部分を配置されているのが通常ですが「Uten.Silo 」はそうではなく、形の異なるポケットがいくつも付いているのがポイントです。文房具やカギ、日常生活の細かい物など、使い方はいろいろです。オイルチョックの影響により1974年生産終了となっていましたが、2001年にビトラ社から復刻販売されています。

これは「Uten.Silo」の小型版「Uten.Silo 2」を子供部屋のデスクの壁面収納として造作家具の一部に使ってみました。ミッドセンチュリーのコーディネイトとしてイームズ のシェルサイドチェアをあわせてみました。「Uten.Silo」は子供にも楽しく収納でき、それがアートにもなり、見てるだけでも楽しめると思います。

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2003年にはクローム処理された物も限定生産されています。これはキッチンに使用してみても良いのではないでしょうか。

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「Uten.Silo」は子供にも楽しく収納でき、それがアートにもなり、見てるだけでも楽しめると思います。

インゴ・マウラー・・・1932年、ドイツ生まれ。タイポグラフィーをドイツ、スイスで学び、ミュヘンにてグラフィックデザインを学ぶ。66年にデザインと生産工房"Design M"を設立。主な作品にBulb&Gulp Lampなどがあり、ニューヨーク近代美術館に永久コレクションにも選ばれるなど、照明デザイナーとして第一線で活躍中。99年には三宅一生とパリでコラボレーションを行い、ミュンヘン市デザイン賞を受賞。ドロシー・ベッカー・・・1938年、ミュヘン生まれ。1957年高校を卒業後、フランクフルトとミュヘンで英語を学ぶ。グラフィックスタジオにて働いた後、6ヶ月間をパリとロンドンで過ごしサンフランシスコに移住。1962年にインゴ・マウラーと結婚。ミュンヘンにて一時「Utensilo-practical and beautiful」という雑貨ショップを経営。1989年にはインド、ネパールの刺繍工場、染色工場などを訪問、93年に帰国後さまざまな種類のクラフトアートを研究している。