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2010/09/27

三州瓦

オススメの逸品

三州瓦(さんしゅうがわら)とは、愛知県西三河地方の旧国名三河を意味する「三州」を冠した粘土瓦を言います。石州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つであり、日本最大の生産量を誇ります。

発祥は1700年頃という説が有力で、現在の高浜市、碧南市、半田市などの地を中心に、釉薬瓦、いぶし瓦、無釉瓦の他に全国で唯一となった塩焼瓦もここで作られます。 釉薬瓦(陶器瓦)メーカーのいくつかは主力商品をかつての和瓦(和型)から平板瓦(F型)に転換し、さらに独自の防災機能をいち早く取り入れ、ハウスメーカーなどを中心に現在新築の屋根材市場のトップシェアの多くはこの三州陶器平板(F型)瓦が占めます。しかし、伝統の和瓦(和型)も伝統的な景観への再評価と性能の高さから見直されつつあります。

「JAPANブランド育成支援事業」として「三州瓦」が指定を受け、海外でPR事業を進めることに決まり、先月中国・上海で行われた建材展へ出展し海外における市場開拓が本格化します。

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久山の山奥にある茅乃屋の菓子舎ここの瓦も三州瓦Jタイプが使われています、茅葺とのベストマッチが日本の美を感じます。