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2017/09/20

床貼りと左官工事@春日のマンションリノベーション

エトセトラ

春日のマンションリノベーションは床貼りと左官工事を行っています。

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床下地の上にフローリングを貼っているところです。フローリングは大きく分けて「無垢(単層)フローリング」と「複合フローリング」の2タイプがあります。一般的に家庭に普及しているのは複合フローリングで、合板や集成材などの上に、厚み約0.5~3mmの天然木や特殊シートを貼ったものです。

複合フローリング

こちらが複合フローリング。複合フローリングは、反りや収縮がなく木材が安定しています。複合フローリングの中でも一番上に特殊シートを貼った「シートフローリング」と呼ばれているものが多く普及していますが、私たちのリノベーションにおいてはシートではなく天然の木材を貼ったフローリングを使用します。分かりやすく言うと、シートフローリングは木に見せかけた印刷物を表面に貼ったフローリングですが、天然の薄い木材を貼ったものは表面上はまぎれもない本物の木ですので、無垢材のような風合いになります。

単層フローリング

それに対して、こちらは無垢(単層)のフローリング。無垢(単層)フローリングの魅力はなんといっても質感と肌触り、香りの良さです。素材は自然の木なので、調湿作用があり、また独特の香りが快適な空間をつくってくれます。さらに、傷ができてもその部分を削って補修すれば良いので、長い期間きれいな床を保つことができます。しかし、無垢(単層)フローリングは呼吸をする自然の生き物ですから、吸湿性に優れており、収縮や反りによって木と木の間に隙間ができることがあります。補修しやすい一方、水や傷に弱いのでこまめな手入れが必要です。価格も複合フローリングより高いです。

そのようなメンテナンス性とコスト面を考え、表層が天然木の複合フローリングを私たちはご提案することがほとんどです。

づづきまして、こちらは左官工事でボードのパテ処理をしたところです。

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パテ処理とは、塗装や左官、クロスを貼る前の下地処理で、ボードの継ぎ目や穴を埋めたり、凹凸を補修することです。左官職人さんが行います。この処理をしないとクロスを貼った後表面がボコボコになってしまったり、継ぎ目が浮いてすぐ剥がれてきたりしますので、内装仕上げに入る前の大切な工程です。

これが終わると内装工事に入ります。まずはクロスが貼られ、工事現場がようやく住空間らしくなってきます。完成まであと一息!