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2015/03/19
住まいの快適さを追求する「動線から考える」 –生活時間編
住まいの快適さを追求する今回は動線を考える上で最も重要ではありますが、
意外に忘れられている生活時間を考慮しながら、
動線を考慮していきたいと思います。
【casa basso(伊都安蔵里内モデル)】
家事動線はいかに短くするかということで、
1カ所に水回りを集めて計画しますが、
リアルな生活実態を考慮すると必ずしも1ヶ所に集めないほうがいいケースもあります。
例えば、DINKS(ディンクス)のような共働きの世帯では、
寝る前や起きて直ぐ家事を取り掛かることが多く、
場合によっては寝室の近くに浴室・洗面・家事室を設けた場合の方が、
家事動線が短くなる場合もあります。
その他、生活感をLDKなどに出さないといったメリットもあります。
【2F-PLAN:水回りを敢えて寝室付近に設け、寝る前、起きて直ぐに洗濯などの家事をする。】
【1F-PLAN:浴室周りを2Fに上げたことで、LDKを広く生活感を出さないようにしています。】
重要なのは1日のうちに『どこでどのくらい過ごすか』。
それが空間と生活時間とがリンクしていないと、
動線は長く不便なものになります。
マキハウスでは『どこでどのくらい過ごすか』をヒアリングしながら、
1週間のなかのオン・オフと1日の中の生活時間を踏まえながら、
空間提案をしています。