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2015/02/14

住まいの快適さを追求する「動線から考える」 –裏動線編

住まいの快適さを追求する

今回は動線の中でも非常に重要な、
裏動線を話題にしたいと思います。

裏動線とは主動線といわれる
よく通る通路の補助的な動線のことを
指します。

例えば外食した際に
お客さんでごった返していても、
店員はテキパキと仕事をこなせるように
別の作業通路スペース(裏動線)が
確保されています。

これが主動線と重なると
店の中はもう混沌と化します。


【写真はニューヨークのオイスターバー、
客動線(主動線)と
キッチンパントリー(裏動線)が
明確に区分けされています。
HP:ニューヨーク旅行ならニューヨークナビ

同じことが住宅の中でもいえますので、
主動線と裏動線を間取りの中で整理すると
見えなかった問題が見えてくると
思います。


(図面:アイランド型キッチン動線構成:
キッチンの周囲に家事スペースや
収納を配置)

図面は新商品の一部の間取りですが、
アイランドにすることで動線を
二つに分け、
主動線と裏動線をつくり
回遊性を高めながら
使い勝手を高めています。

特にキッチン周りや家事室周り、
収納スペースなどが主動線と重なると
使い勝手を悪くなり事故の元と
なりますので、
アイランドにせずとも上記のことを含め
間取りを考えてみてはいかがでしょうか。