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2014/09/06

マキハウスデザインの旅「永く遺るインテリア」世界中で愛されている椅子が出来るまでアルネ・ヤコブセン「アントチェア」

マキハウスデザインの旅

丸っこい独特なフォルムが何とも言えず可愛らしい・・・

1952年に発表されたアルネ・ヤコブセンの代表作、
「アントチェア(アリンコチェア)」は現在では
あらゆる所で目にする機会がありますが、
今回はその誕生の裏側をご紹介したいと思います。































そもそも、アントチェアはアルネ・ヤコブセンが設計した
製薬会社の社員食堂の椅子としてデザインされたものでした。
クライアントの要望から目指したものは、丸いテーブルにたくさん並べることが出来、
尚且つスタッキングが可能な椅子。

そこでアルネ・ヤコブセンが考えたものが
当時は異例の3本脚のチェアにすることでした。

それによってテーブルの下で椅子の脚がぶつかることを防いだのです。































また、この椅子は背もたれとシートの3次元一体形成を世界で初めて実現した椅子としても有名です。薄く軽いシートにすることでスタッキングを可能にしたのでした。




このような誕生の裏側を知ってこの椅子を見てみると形も脚も、
当時アルネ・ヤコブセンがアントチェア誕生までに
何度も実験を重ねた過程が見えてくるのではないでしょうか?































ちなみに現在市場でよく見られる4本脚のアントチェアはアルネ・ヤコブセンの死後、
安定性を求めて改良されたものですが、
個人的には断然3本脚のアントチェアが好きです
(写真:全てFritz Hansen公式HPより)