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2020/11/11
伊都安蔵里デザイン再発見2 -お醤油蔵時代の小物-
マキハウスデザインの旅先日ご紹介した伊都安蔵里のデザイン再発見。今回は1階に置いてある貴重な小物をご紹介します。
何気なく棚に並べられている瓶や樽。よく見ると、伊都安蔵里の前身である「福寿醤油」のマークがあります。瓶もどうやら福寿醤油の頃に使われていたもののようです。こんなに貴重な小物が飾られていたなんて!
なんと今から約90年ほど前のものです。
当時の看板がさりげなく店内に立てかけられています。
こちらにもこうして当時の小物が飾ってありました。最初からあったのか、改装時にこうして飾ったのかはわかりませんが、いずれにせよ大変貴重な小物たちです。通常、モデルルームなどの撮影ではここでどういう風に過ごすかがイメージできるように、また豊かな暮らしの想像を膨らませるために、そして広告として写真映えするように小物を飾ります。ですが、こちらの小物は昭和の初めに建てられたこのお醤油蔵の足跡を現代に遺すために飾られているもの。重みがまるで違います。90年前の小物を飾るなんて、なんて贅沢な!
「銘酒福華」と彫られています。このような看板?も裏口にひっそりと立てかけてありました。
伊都安蔵里にある貴重な小物の数々でした。心を新たに、遺されたものを大切に受け継いでいきたいと思います。