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伊都安蔵里デザイン再発見1- 2階へ侵入-

2020/10/29

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伊都安蔵里をご存知ですか?糸島市の前原に近い里山にあり、十数年前にマキハウスが改修してオープンさせた古民家の飲食物販施設です。かつてここは昭和8年に竣工されたお醤油蔵「福寿醤油」でした。その姿と趣を遺しながらマキハウスが現代に甦らせた、いわゆる古民家リノベーションカフェの走りです。

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自然豊かな恵みの郷・糸島。この地で古くから醤油や焼酎、酒づくりに携わっていた「旧福寿醤油」の建物を拠点とし、糸島に暮らす人々、糸島を愛する人々、糸島の新しい可能性を発信したいと考える人々がひとつにつながり、伊都安蔵里が生まれました。

現在は運営をグループ内関連会社に任せておりますが、コロナ禍で大きく変わった人々の生活スタイル、ワークスタイルに合わせるべく、伊都安蔵里に新たな息吹を吹き込もうとしているところです。その視察で久しぶりに伊都安蔵里に行きましたが、商品が並んでいないがらんとした状態での安蔵里を初めて見て、また2階に初めて上がってみて、改めて安蔵里の持つポテンシャルの高さに驚かされました!

昭和初期のデザインが詰まった伊都安蔵里。驚きのディテールをご紹介します。まずは滅多に上がることのない2階へ。

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昭和初期の木造建築物。ぎしぎし鳴る階段も趣があり、貴重な建築物がゆえの緊張感が漂います。

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2階の大広間。お醤油蔵だったころはこちらで様々なお祝い事なども行われていたのかもしれません。

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細かいディテールが見事です。

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廊下のガラス窓はなんとも言えない美しさ。現在の住宅はいかに外からの目線を遮るかが当たり前の設計ですが、昔は全く逆だったんですね。建築物には外から内への美しい繋がりが重視された時代でした。

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トイレ。当時は画期的だったことでしょう。

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紙巻器にこんな細かいデザインが!見事です。

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こちらはトイレ外の壁付け式手洗い器。中心にあるのは当時のTOTOのロゴです。調べたところによると昭和3年から36年の間の約30年間、このロゴだったようです。このロゴが刻印された陶器があるというだけで安蔵里がいかに古く貴重な建造物であるかが分かります。背面のタイルは、最近「サブウェイタイル」などという呼び方で流行っているタイルと全く同じですね。目地も薄いグレーでおしゃれ。

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廊下と階段のブラケット。鉄とガラスが大変ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。今造ろうと思っても出せない雰囲気ですね。

伊都安蔵里の再発見レポート、まだまだ続きます。

現在の伊都安蔵里の情報はこちらから。

https://www.itoaguri.jp/