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コンクリート風に仕上がる塗料~モールテックス~
リノベーションだから、できる建材も日々新商品が出てどんどん進化しています。去年発表されたもので、薄塗りで何でもコンクリートのような仕上げになる“MORTEX”(モールテックス)という左官材をご紹介します。
モールテックスはベルギーのビール(BEAL)社によって開発された製品です。左官材としてベニヤやMDF、硬質ウレタンフォームなど、幅広い資材に塗ることができます。塗り厚はたったの1mm〜3mmですが、コンクリートと同様の防水性を持ちます。
BEAL社ホームページ https://bealinternational.com/ja/
コンクリートのような仕上げ
こちらはモールテックスで仕上げた浴室。防水性があるのでコンクリートのような仕上げが簡単に実現できるのです。主な特徴として
- 防水性:水を通しません。
- 強度:薄塗りでコンクリート同等かそれ以上の強度を有します。
- 接着性:様々な下地に密着します。
- カラーバリエーション:膜は無色に近く、顔料で無限の色を表現することが可能です。
ということが挙げられます。
シームレスなデザインが可能に
こちらはキッチンのシンク。カウンターとシンクに塗ってこのようにシームレスなデザインに仕上げることが可能です。
至る所で使えますので、カウンターと面材を一体化させることもできます。何にでも塗ることができますので、ひょっとしたらユニットバスを在来の浴室のような雰囲気で仕上げることができるかもしれません。
自由な造形をデザインできる
様々な下地に塗ることができるので、自由な形をコンクリート風に仕上げることが可能なのです。これによりデザインの幅が広がりますね。
リノベーションに最適
モールテックスは既存のタイル面の上からもそのまま塗布できるので、タイル除去の際の大変な作業や、それに伴う廃材処理費用が不要になります。新築改築を問わず、老朽化した既存の建物を再利用する施工にも長けているので、廃棄物の量を少なくするだけでなく工事上の様々な技術的制限を軽減させます。解体することなくリノベーションする。リノベーションの新しいステップへの切り札となりそうな素材ですね。
豊富なカラーバリエーション
カラーバリエーションの豊富さもモールテックスの魅力の一つです。バスタブと壁を同じモールテックスの色で塗ってカラーコーディネートすることもできます。ピンクのコンクリートって、今までにないデザインですよね。
自由な施工が可能でデザインの幅を広げてくれるモールテックス。リノベーションカーサでも今後取り入れていきたい素材です。
モールテックスを使用したお住まいの、完成見学会はこちら。
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