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2017/05/26

効率の良いクローゼットの動線

リノベーションだから、できる

収納に関しては限られたスペースの中で最大限の効率化を図りモノを収納していく必要があります。

 例えば、ウォークインクローゼット。洋服を掛ける奥行きとして必要なのは、60センチです。そして、人が歩く幅が60センチ。つまり、人が歩く両サイドに洋服をかけるようにするためには最低でも180センチは必要となります。

 ここで、下記の二つの絵を見て下さい。さて、どちらが収納効率がいいと思いますか?

 答えはAです。

まず、それぞれの収納量を見ていきましょう。

Aの方の収納量は 180×2で360cm、

Bの方は角部分の重複分を差し引きしないといけないので、

180+120+60で360cm

と変わりません。しかし使い勝手を見てみますと、Aになります。

Bの部分は、かどの収納部の洋服の出し入れが不便。身長が低い女性の方は奥まで手が届かず、結果的に「タンスの肥やし」そのものになる可能性が高いのです。

出入り口の位置によって片付け方にも影響が出てくるのです。