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空間を彩る照明計画
リノベーションだから、できる照明計画に重点を置いているのはリノベーションカーサが行うリノベーションの特徴の一つです。マンションの部屋を外から眺めてみると、電球色の照明を使ったオレンジ色の温かみのある部屋と蛍光色の照明を使った青白い色の部屋があり、室内の色が違うことが分かると思います。照明一つで部屋の印象や明るさが全く違ったものになりますので、空間を彩る照明計画を私たちは大切にしています。
ポイントは
・なにを、どのように照らすか。
・この素材を照らすランプは、どのランプが適切か。
・光の色合いは、どの色合いが適切であるか。
・どのような演出をするか。
そして
・照明をどのように配置するか。
・どの照明の組み合わせで照明を点灯させるか。
です。ただ配置すればいいというものでもなく、空間の良し悪しを左右する非常に重要な設計の一つと言えます。空間に応じた照明計画を行い、適材適所で照明器具を使い分けて、あかりそのものを設計していきます。
なにを、どのように照らすか
ソファの位置をあらかじめ設計し、ご夫婦のお気に入りのソファが最も美しく見える位置にダウンライトを配置いたしました。そのためにソファの上に天井の下がり部分を造ってダウンライトがソファを照らす距離を調節いたしました。
廊下に並べた調度品がギャラリーに展示されているもののように美しく照らされるように、棚の下に小さめのダウンライトを配灯いたしました。
玄関のシューズボックスの下に間接照明を入れて床を照らし、空間に広がりをもたせました。少しでも玄関が広く見えるような工夫です。
この素材を照らすランプは、どのランプが適切か
ダウンライトにも様々な大きさと種類があります。壁に貼られた石を照らすのには、狭い範囲でスポット的に上から下へと光が広がるウォールウォッシャータイプのダウンライトが適切です。
ガラスでできたモザイクタイルは光が当たるとキラキラとするのが特徴です。タイル全体が光るよう、できるだけ広い範囲に光が広がるタイプのダウンライトを選びました。
光の色合いは、どの色合いが適切であるか
真っ白なリビングルームに合うように、オレンジすぎない少し白みがかった色合いの照明器具を配灯しました。
洗面室はお化粧や身だしなみを整える際に顔色が分かりやすい昼白色の照明器具が適しています。こちらの洗面室は壁の色にアクセントを付けたり造作の鏡を貼ったりと空間演出にもこだわりましたので、鏡の両サイドのブラケット(壁付きの照明器具)は電球色にして雰囲気を出しました。
どのような演出をするか
写真上が昼間、写真下が夜の様子です。3面に窓がある空間で日中は照明器具なしでも十分なあかりが取れましたので、できるだけライトの数を減らし、代わりに夜になった時に大人の薄暗い大人の雰囲気が出るように演出しました。
こちらも「大人のセカンドハウス」がコンセプトですので、夜にグッと大人っぽくなるように少なめの照明を配灯しています。
トイレを非日常的な空間にするために、あえて薄暗くしガラスのペンダントを吊るしました。
照明をどのように配置するか
キッチンとバックカウンターの間の通路の中心にダウンライトを配置しました。
こちらはキッチン→収納スペース→子供部屋へと空間がつながっていますので、通路の真ん中に照明器具があることで視覚的によりすっきりと見え、奥行きにそって視線が動くことでより空間に広がりが生まれるという効果があります。
リビングのダウンライトを3つ横並びで配灯しています。
規則的に器具を配置することで明るさが保たれるだけでなく天井面がすっきりと見えます。
どの照明の組み合わせで照明を点灯させるか
壁面と天井面の間接照明を組み合わせたり、ペンダントとダウンライトを組み合わせたり、リノベーションによって様々な配灯計画が可能です。下の写真の3つのダウンライトは、真ん中にキラっと光る少し光度の高い器具を、両サイドにフワっとあかりが広がる器具を配置しています。点灯した際に3つのあかりがミックスされることで、明るすぎず暗すぎない適度な量のあかりが生まれるというワンランク上の光の演出をしています。
照明は空間の雰囲気を左右する最も重要なアイテムです。このように、リノベーションカーサでは空間設計と同時に照明計画を立て、適量適所にあかりを配置し空間を演出することにこだわっています。
実際にリノベーションでリノベーションカーサの照明計画を体感されたお客様の声はこちらです。是非ご覧ください。
http://www.renovation-casa.com/build/voice/light