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住空間の大切な土台、木下地工事
リノベーションだから、できる解体工事の様子をこちらでお伝えしましたが、今回はその後に続く木下地工事の様子をご紹介いたします。
解体工事が終わって資材が搬入され、いよいよ木下地工事がスタート。木下地工事とは、住まいの見えない部分、言わば土台や基礎となる骨組みを造っていく工事です。界壁(各住戸の間を区切っている壁)の周りとサッシ周りの骨組みの部分を造り、床や天井の下地を組み、間仕切り壁の下地を造っていきます。
LVLと呼ばれる単板積層材を使って骨組みを造ります。
それと同時に給排水管もきれいにやりかえます。スケルトンリノベーションでしかできない工事です。
界壁とサッシ周りの下地組が終わったら床下地を造り、それから間仕切り壁の下地を造っていきます。
図面に沿って間仕切り壁が立てられ、少しずつ空間が形作られていきます。
周りに敷き詰められているのは断熱材です。壁の内部はこうなっているんです。しっかりと断熱対策を行います。
天井の下地もできてきました。
骨組みとなる部分ができたら石膏ボードやベニヤ板を貼って壁や天井を造っていきます。(石膏ボード、ベニヤ板…このような建築資材についてもまたご紹介していきます。)
ボードが貼り終わるとようやく図面の通りに空間が見えてきます。木下地工事完了まで約一カ月。内装仕上げの工事に入る前のこの期間はなかなか空間のイメージがしづらく、一見、工事は進んでいるのかな…と思われるかもしれませんが、見えない部分の工事を着々と進めておりますのでご安心ください。リノベーションとはこれまであった住まいを再生させること。見た目が美しくきれいに生まれ変わるのはもちろんですが、このような住まいの基礎となる部分もしっかりと再生させ、これから先も安心してお住まいいただけるための土台を造ることが大切であると私たちは考えております。