Droog Designとは、オランダを中心に展開されているデザインプロジェクトです。ミラノのサローネやニューヨークの近代美術館で展開された展示会で高い評価を得て以降、デザインの新しい潮流として、世界的な注目を集めています。

Droog Designは、特定のデザイナー集団ではなく、一種のプロジェクト。Droog Designというレーベルがあり、それに似合ったアーティストが捜され、その作品がプロデュースされ、商品として販売されるという仕組み。なお、この活動をオランダ政府が支援しています。

Droog Designは、自分たちのデザインを「No Design」と規定しています。これ見よがしな、必要以上なかたちを与えないことをデザインの基本とする思想ですが、彼らがかつてのミニマリズムのように、シンプルではあるが無味乾燥なデザインを行なっているわけではありません。

たとえば、牛乳瓶を使ったペンダントランプを例にとると、牛乳瓶という日常見慣れたものをペンダントランプに仕上げることによって、私の家庭、私の部屋らしいほっと暖かみのある空間が演出される。この美しさにふれてしまうと、もはや牛乳瓶を粗末に扱うことはできません。

私たちが見過ごしてしまうものに、トリッキーな展開をさせてみせることで、「価値のずらし」をさりげなく仕掛けていきます。

日本でもすでに有名で、雑誌などで取り上げられることも多いので、見たことがある方も多いのでは？インテリアのアクセントにおすすめです。東京の恵比寿にショップがオープンしました。詳しくはこちら

オンラインショップからの購入も可能です。http://droogdesign.jp/products/products.html(日本）