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2007/10/20

秋の夜長に気になる『灯り』

オススメの逸品

急に冷え込みが厳しくなりスタッフにも風邪気味の者が増えているこのごろ。おうちに帰ってほっとするのは室内の温かい灯りなのではないでしょうか?さて、今日はあきも深まった今気になる『灯り』について。照明器具を選ぶとき、何を基準に選んだらいいのでしょうか?

あったかい灯りと明るさの関係

照明器具にはランプ(電球や蛍光灯)が選べるものがあります。同じ蛍光灯でも電球色・昼白色などさまざまです。一体なぜこんなに種類があるのでしょうか?それは光の色温度(K:ケルビンという単位で表されます)がまったく違う演出効果を持っているからなのです。K(ケルビン)はその値が小さいほど赤みを帯びた温かい色になり大きな値になると白くはっきりとした視界を保つ色になります。具体的に表になったものが以下の通りです。

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どこにどんな色温度のランプを使用したらいいのか??

色温度の高いもの、主に蛍光灯の白色は作業をする場所に適しています。事務所によく使われていますね。このためリビングやダイニングに用いるとなんとなく味気なく感じることがあります。実際食事をする際は色温度を落としたほうが食事がおいしく感じるものです。また、寝室などもなるべく色温度を落として計画したほうがくつろぎ感が得られるようです。

どんな器具をどこに使用したらいいの?

ペンダントライトやスタジオっぽいスポットライトが人気です。が、やはり生活するにあたって居室にはそれぞれの役割があり、色温度だけでなく照明器具の形も機能的に適したものがあります。【ダイニング】テーブルの上、手元(お料理を配膳する場所)にしっかりと照明が当たるものが適しています。ペンダントライトが取り入れやすいですが本来ならキャンドルの灯りが最も適しています。テーブル上に灯りだまりと呼ばれる部分をつくってあげることで食事に集中しやすくなり家族の会話がはずみます。レストランの照明は手元が明るく周辺は少し暗めになっていますよね。これは以上のような効果を狙った演出なのです。インテリアのテイスト上スポットライトを採用する場合はピンスポットでテーブルの上をしっかり照らすものを選びましょう。20071020-XLP8262C-K.jpg20071020-XLP8268S-K.jpg【リビング】お子様がいらっしゃるご家庭やご年配の方がいらっしゃるご家庭はシーリングライトなどでしっかり明るさを確保しましょう。調光機能をつけたりフロアスタンドとの組み合わせにすることでシーンによって演出を帰ることをお勧めします。新聞を読んだり年齢層の違う家族が一堂に会する場は明るく、ご夫婦でゆっくりお話したりお酒をいただいたりするときは少し暗めにしてご家族全員が快適に過ごせる工夫が必要です。【子供室】やはり明るさが一番気になるところです。お勉強するときしっかり明るくしてあげてお子様の視力を守ってあげましょう。シーリングライトとデスクスタンドはどちらもちらつきの少ないインバーターがいいでしょう。20071020-EK8410W-K.jpg

【主寝室】忙しい日常の中にあって最高の安らぎと睡眠を得るためには直接目を差さない照明計画が必要です。シーリングライトでも最近は調光式のものが増えましたがベッドの足元あたりにダウンライト(調光式)を計画するのが経済的で且つ演出効果もあります。

リモコンも上手に利用して暮らしやすい家にしたいものです。