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2010/08/21

青森ひば

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日本三大美林の一つである青森ひばは、ヒノキ料アスナロ属の針葉樹で和名をヒノキアスナロといい、日本固有の樹種として約80%が青森県内に蓄積されています。

木曽五木の一つで、尾張藩(愛知県)では享保5年(1920年)禁木としました。「アテヒ」は、古代語の高貴な桧という意味です。天然木として樹齢200年を越すものが多く、現在でも1300万立方もの資源量を誇っています。殆どが国有林であり、また成長率1%の天然更新であるため将来的にも毎年約10万立方の天然青森ひばの供給が約束されています。

ヒノキ科の樹木である、青森ひばの柚出成分には、「ヒノキチオ-ル」という抗菌力に優れた成分や香料が含まれており、菌だけに限らず、住まいにとって大敵である「シロアリ」を寄せ付けることのない殺虫効果もあります。住まいにおいても,、総ヒノキ造りの家に勝るとも劣らない耐久性を持つと言われています。産地である青森県では、弘前城をはじめとする、多くの歴史建造物に青森ひばが使用され、その腐りにくさは、実証済みです。

これらの不思議な力を持つ青森ひばは、一般の住宅においては、風呂場や洗面所、濡れ縁など、湿気の多いところに使用されるケ-スが多いようです。浴室や洗面脱衣室や、住まいを支える最も重要な土台にも青森ひばは使われます。

また、ひばのチップで作ったシートを敷いたひば畳があります。現在の高気密住宅にも適応し、アトピー性皮膚炎等のアレルギー予防やダニ・カビを寄せつけず健康な商品として販売されています。

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