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2011/02/01

TinCeilings(ティンシーリング)

暮らしを豊かにする雑貨
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TinCeilings(ティンシーリング)は、スズ板をプレス加工により成形されたパネル(主に620mm角)で、19世紀後半、第二次産業革命による技術がもたらした産物です。商業施設のみならず当時の一般家庭でも非常に人気を博し、1930年を過ぎた頃プラスチックなどの新素材にとって代わり衰退の一途をたどります。21世紀に入り、欧米の建築デザイナーが着目、火種となり伝統的なデザイン「ティンシーリング」は、復興の再来の時を迎えます。

スズそのものの素材を活かすことはもちろん、塗装やエイジング、異なる模様を組み合わせることにより、空間演出の幅は広がります。軽量という特性を持つため、壁面、天井とデザイナー次第で無限の可能性を秘めており、それらが織りなす空間は見る者に強烈な印象を残します。