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2012/08/17

デザインとは小さなこだわりの積み重ね

家づくりの現場から

デザイン性の優れたものはお値段も高いのが常です。逆を言えば高いものばかりを使えば良いものができて当然ともいえます。そこの折り合いをつけるのも腕の見せ所♪

例えばcasa cube。普段は見過ごしがちなスイッチプレートや枠・巾木にもこだわります。

スイッチプレートはマキオリジナルもありますが、通常のものに比べればお高め。amareやbassoで使っているJINBOもおしゃれですがやっぱりお高め。出来ればちょっとだけ高いぐらいのもの。それでいておしゃれなものが付けたい。そこでよく流通しているワイドスイッチと同価格帯で、cubeに合うものをセレクト。

普通ワイドスイッチといえばいわゆるラウンドタイプのコレ↓

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しかしcubeでセレクトしたのは建物に合わせたスクエアタイプ↓

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外部コンセントや引き込みも、外部にしては珍しいホワイト。以前はシルバーとブロンズしかなかったのですが、最近ホワイトとブラックの新色が発売されたため、さっそく標準化。

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枠や巾木も、一般的な家と何かが違うと思いませんか?

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実は枠の幅も巾木の高さもcasaオリジナルなのです。枠の幅はなんと11㎜!

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巾木の高さも35㎜と一般的なものに比べてとても小さく、部屋の中で主張しないようにデザインしています。数値でお話してもなかなか実感しづらいと思いますので、ぜひご自宅の窓枠や建具枠、巾木の寸法を計って比較してみてください。

一つ一つで見たときは何てことないデザインかもしれませんが、こういった細かいこだわりを積み重ねることで洗練されたデザインができるのです。

42_20120817【cubeデザイン】_20120817-1345169568.jpg

↑の写真の枠や巾木がごつかったら・・・スイッチが何の変哲もないものだったら・・・まったくイメージが変わってきますよね。

蛇足ですが。。。cubeの特徴の外壁の黒いスリットやパラペットの黒い縁もちょっと工夫しています。上を見上げた時に下地材が見えるような不格好にならないように。まっすぐラインが通るように。私たち現場の人間は、誰も気がつかれないだろう場所にこだわることでマキハウスのデザインを支えている(つもり)のです♪

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