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2015/09/29

家を建てたい!でも土地ってどのくらいの広さが必要なの?自分に必要な広さを知るためのコツ

失敗しない家造り

その1:建ぺい率・容積率編

家を建てるときに、まず土地のことを考えないといけません。

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理想の家を建てるには、どのくらいの面積が必要なのか?

当然、広さで金額も左右します。

そこで、自分にあった土地の大きさの決め方などを考えてみたいと思います。
まずは、建ぺい率と容積率を考えてみましょう。
土地にはその場所によって、建ぺい率と容積率という法律による制限があります。

大きさを決めるときにまずこの制限を考えないときめられません。詳しく話すと長くなるので、
簡単に言えば、その土地にどこまでの大きさの家が建てれるかが決まってしまうということです。 

建ぺい率

簡単に言うと、土地に対して建てられる家の一階の面積の比率です。
「建ぺい率◯%」と表記されます。

住宅地としての環境を守る為に都市計画法によって定められたもので、地域によって違います。
住宅地の場合の建ぺい率は、だいたい60%が多いですが、低いところで40%です。

例えば建ぺい率40%だったとすると、土地に対して家を建てられる面積が40%ということなので、
土地が50坪だと20坪までは使っていいことになります。

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50坪×建ぺい率40% = 20坪

20坪使えるということは、2階建てで40坪の家を造ることができるということになります。
さて、これは建ぺい率40%の場合ですので、もし、80%の建ぺい率だとどうでしょうか?

もっと土地は小さくてもいいのではないでしょうか。
逆算すると、25坪の土地でも家はたつことになります。

25坪×建ぺい率80% = 20坪

この場合の問題はなんでしょうか?そうです、駐車場がとりづらくなります。
だいたいこのように考えていくと30坪くらいから考えるのがよさそうです。

容積率

次に容積率を考えてみましょう。
こちらも簡単にいいますと、土地に対する家の総面積の比率です。

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総面積とは、その家が2階建てなら、1階と2階の面積を合わせたもの、

3階建てなら3階までの面積を合わせたものです。

「容積率◯%」で表記されます。容積率はその土地でどこまで大きい家をたてれるかということです。
これは低いところで60%、住宅地だと200%くらいまででしょうか。
都心部では、商業地が多く400%もあります。

では容積率60%で考えてみましょう。
先程の50坪の土地だと30坪の大きさの建物しかたてれなくなります。

50坪×容積率60% = 30坪

ちょっと4人家族では少し狭く感じるかもしれません。
できれば土地の面積を60坪くらいは、ほしいところです。
そうすれば建物の大きさを36坪まで広げることが可能です。

60坪×容積率60% = 36坪

容積率が80%以上あれば45坪くらいの土地でもいけそうです。

45坪×容積率80% = 36坪

それ以上の容積率150%、200%とかであれば、30坪でもりっぱに家が建つのです。

事例

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このように考えていくと、駐車場が必要な場合は、

30坪の土地から検討できることが、理解してもらえたのではないでしょうか。

30坪で安い土地が見つかったら、狭いと思わず、プランをいれてみたら、
思わぬ拾いものに出会うかもしれません。

 

但し、狭い土地は地形に問題があるケースが多いので注意しましょう。

 

その2:固定資産税 編

 固定資産税という税金をご存知でしょうか?

家を購入した場合、家と土地それぞれにかかってくる税金の事です。
どちらも広さによってかかる金額が変わってきます。

当然、広ければ多く、狭ければ少なくて済みます。

では、どのくらいまでが あまり固定資産税がかからずに済むのでしょうか?

【土地の固定資産税】

まずは土地についてですが、一つの目安は200m²(60.5坪)です。

この広さまでであれば、住宅用地として申請することで、固定資産税が6分の1に軽減されます。

それ以上超える土地であっても3分の1に軽減されますが、60.5坪に抑えることで、
一番軽減率の高い 効率の良い固定資産税になります。

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軽減がなければ、6倍の固定資産税を支払うことになるわけですから、
住宅用地は特別ですね。

しっかりと権利として最大限利用していきたいですね。

 

【建物の固定資産税】

では、建物の固定資産税はどうでしょうか。

建物の床面積が50m²から280m²(84.7坪)までという条件を満たせば、
固定資産税が2分の1に軽減されます。

実際84坪の家となるとかなり大きなものになります。

一般的な、住宅は、30坪〜40坪くらいの広さですので、
これを超えることは、そんなに心配しないでいいと思います。

気をつけないといけないことは、建物は軽減される期間が、条件によって異なります。

 

条件によって、3年から7年の間で設定されていますので、期間後は軽減されません。
期間限定の軽減なのでそこまで、土地ほど大きさにこだわる必要もないのかもしれません。

このように、考えていきますと、固定資産税を安くおさえるには、
60坪未満の土地に、50平米以上のできるだけ小さな家をつくるのが、
いちばんいい方法なのですが、

快適に過ごせる家でなければ意味がありませんので
その一番いいバランスを探ってみてはいかがでしょうか?

 

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