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2016/08/05

リノベーション『窓』をデザインする

エトセトラ

窓の景色が眩しい今日このごろ。雨が降った次の日なんて、緑が本当に鮮やかです。朝を清々しい気持ちで起きることができるのも窓があるお陰ですよね。

2016年8月28日まで開催されているHOUSE VISIONにて、五十嵐淳さんと藤森泰治さん、YKK apとTOTOが提案した、窓の新しい機能『内と外の間/家具と部屋の間』はとても魅力的で可能性の広がりを感じるものでした。外と繋がる窓について塾孝することは、内部空間をつくるリノベーションにとっても、大切な事です。

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ですが、マンションリノベーションでは、窓は共用部分になり、窓そのものや、開口の位置を変えることはできません。お客様とのお話の中で、「窓変えれないんですか?…がっかり…」という反応をたまにお見受けします。でも大丈夫です。

窓そのものを変える事は出来ませんが、窓の印象を変えることは出来ます。

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窓の役割は風や光を取り込み、外の緑や空や海を眺めるなど景色を楽しむ、お部屋の中でも、とっても大切な要素です。しかし、古さを感じてしまうアルミの枠や天井の高さに対してちぐはぐな大きさの窓がせっかく素敵にリノベーションをしても台無しにしてしまうのでは…?という心配を多くの方が抱くものです。そして、その心配は、窓周りをしっかり考え、計画しないと的中してしまうことになります。

では、どのようにして、窓の印象を変えるか?いくつか、施工事例をあげてみます。

カーテンで印象を変える

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天井を彫り上げてつくったカーテンボックスから、バーチカルブラインドを下げています。天井の高さが広がりある空間にマッチした窓周りになります。

アクセントクロスで印象を変える

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既存の木製サッシを生かしました。約20年前の物件。以前は少し重厚感のあるイメージの内装でした。周りの色合いを変えることで、外の緑が目に入る柔らかい印象になりました。

壁をサッシ枠に見立てる

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以前は、窓の中央に壁があり、空間が仕切られていたお部屋。5枚の窓が繋がったように見せることで大きな開口から、降り注ぐ光がLDKを明るくしてくれます。

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玄関から景色を楽しむ

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北側の景色は広〜い海。

この景色を家に帰ってきた時から眺められます。「リノベーションをすると見える景色がかわる」一例ですね。

窓を額装する

 

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玄関正面の窓。景色はあまり望めないけれども、正面から光が降り注ぐ貴重な窓。玄関に絵を飾るように奥行きを持たせて光を額装しました。後ろに下がるシルエットシェードが柔らかな印象を与えます。

リノベーションカーサHP施工例「リビング空間」の窓周りもぜひご参考にして下さい。