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Ritzwellの自社工場 糸島シーサイドファクトリーへ
エトセトラ昨年の5月に糸島にオープンした、Ritzwellの自社工場「糸島シーサイドファクトリー」へ見学に行ってきました。
Ritzwellは福岡に本社を構え、日本国内で企画開発から製造までの工程を一貫して手がけている家具ブランドです。
今年で創業28年目を迎えられ、家具見本市・ミラノサローネにも11回出展されています。
(Ritzwellのミラノサローネ2019の展示 画像引用 https://ritzwell.com/milanosalone/)
木部の削り出しや組み立ては日田やその他7ヶ所の協力工場で行なっているそうで、糸島シーサイドファクトリーでは主に椅子の座面や背の革やファブリックの張りの工程を行なっていらっしゃいました。
職人さん一人一人が様々な専門の工程を担当し、手作業で丁寧な家具づくりをされていました。
■革に傷がないかチェックしている工程
■ファブリックや革を型枠の大きさに切りだす工程
■革を縫い合わせる工程
■1つ1つ丁寧に手作業でパイピングされたチェア
また、この日にはご購入から10年目くらいのソファの張地を買えるメンテナンス作業を間近に見ることができました。
お客様に大切にされてきた家具が、職人さんによってメンテナンスされ、またご家族の下で大切に使われ続けます。
「愛着を記憶する家具」というRitzwellのブランドコンセプトの通り、メンテナンスをしながら家と一緒に、親や子、また孫へと受け継がれながらずっと大切に使われ続けていく姿がそこにはありました。
そしてこの工場では、家具をつくる職人さんへの環境づくりも徹底されておりました。
工場は海のすぐ側にあり、美しい景色を眺めたり波の音を聞きながら静かに作業ができるようになっています。
エントランスやラウンジスペースには、製作途中の家具や完成した家具がコーディネートされており、工場全体でRitzwellのブランドコンセプトを感じることができる空間となっていました。
安価でデザインの素晴らしい家具もたくさん増え、その時々の暮らしに合わせた家具を購入したり買い替えたりしながら自分好みのインテリアを楽しめる幅が広がってきました。
しかし、メンテナンスをしながら使うことで家と同じように一生ものの買い物として、愛着をもてる家具の良さを感じた大変貴重な機会でした。