そこに住む という事
ある文献に以下のような施主の言葉が載ってました。
『○○さんがすごく良い設計をしてくれたのですが、私達がそれを使いこなせなくて・・・・。』
この言葉どう思いますか?。
建築は後世まで残せる文化財的要素(墨付け-切込み-建方は日本が世界に誇れる伝統技術です。)であると同時に必ず施主が存在します。
設計者はその両方を考慮する訳ですが、プロとしての「提案」を通り越してプロとしての「作品」に走り過ぎているような気が・・・。
そもそも「作品」とは?
絵画を例にとるとその作品には基本的に変更が存在しません。画家の感性そのままが作品としての完成品です。
では建築は・・・槇では変更、修正は少ないのですがそれでもゼロではありません。
基本コンセプトが間違ってなければ、基本コンセプトに変更が無ければ変更無しと同等とも考えられますがそれはちょっと強引か。
施主が数十年背負ってきたものを分析しそれが建築としてどう表現できるか、他の様々な制約条件(その中には敷地・法規・予算というクリアすべき大きな壁もある)の中に入ってどれだけオリジナリティを出せるか。
それこそがプロの仕事でしょう。
私達が提案するものに施主が資金を捻出してくれています。無駄はいらない、自分ならどう使うか。・・・ここを忘れずに!
建築(住宅設計)とは本来すごく楽しい事です。施主も私達も。
家づくりのつぼ- 設計・デザイナー 川池 - 2007/02/01














