コンテンポラリー・デザインの家具 [ミラノサローネ2010]
サローネ期間中は、毎年雨の日が多いのですが、今年は週末を除き晴れの日が続きました。
私が訪れた日も晴天で気分も上がり、期待も膨らみます。
今年の来場者数に関しては、私の感触や周囲の意見で昨年より少ないのではと見ておりましたが、実際は公式サイトによると32万9563人、前年度比7%増だったそうです。
さて、前々回の記事でも触れましたが、広大なフィエラ会場は24のブロックとサテリテの展示ブロックに分かれています。
その中でもコンテンポラリー・デザインの家具が集まった5-6-7-8-10-12ブロックは有名企業が集まり非常に見ごたえがあります。
ここでは、その中からいくつかピックアップしてお伝えします。
まずはMOROSO(モローゾ)から。
モローゾは1952年にイタリアのウディネで生まれた家具メーカーです。
スタンドのデザインは発泡スチロールを複雑に曲線でカットしたパーティションが特徴的でした。
今年の新作は、おなじみのPatricia Urquiola(パトリシア・ウルキオラ)、そして
Front Design(フロント・デザイン)、Philippe Bestenheider(フィリップ・ベッシュテナイダー)、日本人からは吉岡徳仁氏が発表しました。
次はMAGIS(マジス)です。この会社のスタンドデザインは去年に引き続き、ステファノ・ジョヴァンノーニでした。
各デザイナーの商品ごとに空間を仕切って演出しており、ブースの中心からは全展示商品が見回せるようになっています。写真は深澤直人氏のデジャヴ・ミラーとク・クロック。
そしてこちらはkonstantin grcic(コンスタンチン・グルチッチ)のアームチェア。
ダイキャスト製のアルミで型どられた本体のアーム部は非常に繊細で、今回目に止まった製品の一つです。スタッキング可能でインドア、アウトドアでの使用も可能とのこと。
そしてVITRA。
こちらのブースはMAGISと同様に空間を分けて製品を見せていましたが、MAGISではデザイナーごとに分けていたのに対し、こちらはインテリアのテイストごとに分かれています。
多くのブースは製品主体で展示することが多いのですが、このように空間から提案するタイプはやはりわかりやすく、消費者にも親切なのでとても好感が持てました。
最後に若手デザイナ-が出展しているサテリテ会場を紹介します。
もちろん企業ブースの製品と比べてしまえば完成度には差がありますが、それでも限られた力で今までに無い発想やアプローチを模索し、提案していく姿勢は素晴らしいと思います。
では、次回の報告はミラノ市での展示、フオリ・サローネに移して報告をしたいと思います。
ミラノオフィス通信- デザイナー 徳永 - 2010/04/29














