前夜祭 [ミラノサローネ2010]
今回は前回の予告通り、サローネの報告を致します。
まだかまだかと待ちわびていたミラノサローネも、過ぎ去ってみると早いものでした。
今年の開催期間は4/14(火)~19(月)でしたが、フオリ・サローネの一部では前日の夜から盛り上がっているところもあります。さながら前夜祭といった所でしょうか。
サローネ最初の報告は、前日の夜の状況からお伝えしたいと思います。
まず、サローネ開催前日、13日の夜は最初にカルテルのショールームへと向かいました。
場所は地下鉄赤線、turati駅を南に下ったVia Carlo Portaに位置します。
写真に収まりきらない人の数と活気が、ようやくサローネの始まりを感じさせました。
さて、今年のカルテルのショールームは吉岡徳仁とのコラボレーションで、透明プラスチックを使用したアームチェアーやテーブルの「Invisible」シリーズを発表しました。
写真を見てもらうとわかると思いますが、白色の三角柱を雪の結晶のように組んだインスタレーションが非常に印象的でした。
彼もミラノサローネの常連として毎年、一流企業のインスタレーションを手がけていますが、世界観を維持したまま新しいことを表現することは非常に難しいことです。
ですが今回も非常に高い完成度で製品を公表しており、同じ日本人として誇らしく思うと同時に改めて素晴らしいデザイナーだと再認識いたしました。
ここではサービスワインを片手に仲間と再会しサローネの始まりを共に祝い、夜9時を回った頃に場所を変えてskitsch(スキッチ)へと向かいました。
スキッチは2009年に出来た新しいインテリアショップ件ブランドです。
今年はLuca Nichetto(ルカ・ニケット)やJEAN MARIE MASSAUD(ジャン・マリー・マッソー)をはじめ、多くのデザイナーと手を組み新作を発表しました。
ここもカルテルと同様、隙間を縫うようにして歩かないと前に進めないほど混んでいました。
この日、最後に訪れたのはbar basso(バール・バッソ)。
地下鉄赤線と緑線の交点となるloreto駅を南下したvia abruszziにあります。
こちらのバールはサローネ期間中、一日の終わりに若手のデザイナーたちが多く集まり、私も頻繁に訪れます。
ここでもまた、旧友と再開しサローネの始まりを祝いました。
イタリアの家具・インテリア業界はサローネを中心に一年がまわっていると言っても過言ではありません。
その為前夜から、この一大イベントを待ちわびた関係者はこのバールで大いに盛り上がり12時どころか2時を過ぎるまで各々の談義に花を咲かせていました。
この勢いがそのまま最終日まで続くので、一日の終わりは本当に力尽きるほど体力を消耗しますが、このパワーと勢いを経験してしまうと、イタリアに来てよかった、この業界に身をおいて非常に良かったと感じてしまいます。
では今回はこの辺りで、次回はサローネ本編の報告を致します。K.O
ミラノオフィス通信- デザイナー 徳永 - 2010/04/27














