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マキハウス ミラノオフィス通信

ナヴィリオのアンティーク市

ミラノ市内南部、地下鉄2番線PortaGenova駅を降りて五分ほど歩いたところにナヴィリオ
と呼ばれる地区があります。ドゥオモからは歩いて20~30分くらいでしょうか。
この地区の歴史は古く、かつて運河として栄えていました。

その運河はかの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチが設計したと言われており、
彼の設計した洗濯小屋は今でも残っています。もちろん現在では使っていません。

また幾度となく繰り返された修復の跡は、かつてのミラノの姿が色濃く感じられ、
中心地の喧騒とした雰囲気とはまた違った活気があり、とても気に入っている
地区のひとつでもあります。

さて、今回紹介するのはこの地区で毎月月末の日曜日に開催されるアンティーク市に
ついてです。運河の両岸に1kmほど連なる屋台の光景は壮観であり、一般の方でも
十分に楽しめると思います。幸い私の行った日は額に汗が滲むほど天気もよく、非常に
活気がありました。ミラノは11月くらいから雨季に入るためもしかしたら今年最後の
晴れのアンティ-ク市かもしれません。

この市でまずよく目に映るのは写真のような西洋家具です。
まだまだイタリアではクラシックスタイルが定番なのでしょうか・・・

 

もちろんモダンデザインもがんばっています。 多くのアンティ-クに紛れて名の知れた
モダンデザイナーの手がけた商品が並んでいたりします。ちょうどこの絵が立てられている
ディスプレイ用の台も、実はカンパーナ兄弟がエドラ社のためにデザインした椅子で、
注意してみなければなかなか気付きません。

中には今でも斬新に見えるモノもあり、造形や構造、色遣いがとても繊細で思わず写真に
写してしまいました。この花瓶にあるデコレ-ションなどはすごくモダンで新鮮に見えます。

そして、最近はリアドロ社などの陶磁器会社ががんばっているせいか陶磁器製の人形が
良く目につきました。 またアンティ-クパイプなどいかにもヨーロッパ的なものもあれば、
アフリカのオブジェだったり、果ては日本製の?これはどこで使われていたのだろうと
思うような看板があったりします。

他にも照明器具だったり書籍や絵画などなど、有名無名問わず一般的にアンティークと
呼ばれるものが一同に集まるため、もちろん宝探し的な意味合いでも楽しめますし、
今の感性にはなかなか触れるこのと出来ない忘れ去られた多くの可能性を目にすることが
出来るため、私も好んでよく出向きます。月に一度のこのアンティ-ク市はミラネ-ゼにとって
過去と現在を繋ぐいいイベントになっているようです。K.O.

ミラノオフィス通信- デザイナー 徳永 - 2009/11/03

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