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マキハウス ミラノオフィス通信

夏到来。

徐々にミラノから人影が減っていくこの時期(みんな早々とバカンツァへ旅立ち、8月には
すっからかんになってしまう。)そんな中でも人ごみが出来ているところがある。

それは、ジェラテリア。
日本では少しイメージし難いかも知れないが、ここではランチタイムからオフィスへ戻る
サラリーマン達の手には大抵ジェラートが握られている。

そもそもジェラテリア(またはバールでもジェラートを扱っている事が多い)
は街の至る所にあって、特に夏はタバコを買うよりもずっと容易くジェラートを
買うことが出来るのではないだろうか。

でも、今恐らく一番の盛り上がりを見せているのは2年前あたりからじわじわと話題になっていた『GROM』。

それまではcadorna駅近くの『chocolat』が自分の中ではNo,1だったが今はGROMへ行く
回数のほうが増えてきている。しかしchocolatは今でもチョコレート好きにはたまらない
お店だと思う。ちなみにchocolatに行くと他を試そうと思いつつもついついお馴染みで
オーダーしてしまうのはホワイトチョコ!

話は戻って、GROM。
今年の夏はミラノに新たな2店舗がオープンするなど勢いを増している。
ドゥォモ近くの店舗ではここ何ヶ月かは店員さんも5人体制でくるくると忙しそうにオーダーを訊いている。

GROMはトリノから始まったナチュラルフードのジェラート屋。
他のジェラテリアとひと味違うのはとにかく素材にこだわっていて、
イタリア中を回っていいものを探し集めたようだ。
そして今ではピエモンテに独自の農園も設立したという。無農薬、無添加、無着色。
この徹底ぶりは素晴らしい。
しかし、さらにすごいのはそういうこだわりの食材だとか、ジェラートについてくる
小さいスプーンのプラスチックも食物からできている事とか、紙もエコロジーなものを
使用しているとか、、、、そういった一切を知らずにふらっと入っても
「!!!おいしい!!!!」
と、なるところ。
眼で見る、耳で聞く。情報じゃなく、シンプルに美味しいと感じる。
また食べたいと思わせる。
オーガニック食材などの全てのこだわりがここへ繋がっているのではないだろうか。
甘いものが多いイタリアのなかで少し甘さを控えめにしているところもカラダにやさしい。

そして僕が気にいっているポイントのひとつに「gusto del mese」がある。
毎月限定のフレーバー。
過去に出たフレーバーの中で未だに忘れられないのは「mirtillo(ブルーベリー)」だ。
ミックスベリーやラズベリーなどはどこのお店でもよく見るお馴染みのフレーバーだが、
意外にもブルーベリーは見つけることが出来ない。
そしてこのはじめてのブルーベリージェラートはとても濃厚かつジューシーで、
「crema di GROM」と併せて頼むとまるでケーキの様なリッチさを味わうことが出来る。
暑さを忘れてなんとも幸せな瞬間。ちなみに今月は「塩キャラメル」。
なんだか日本のお菓子を思い浮かべた、イタリアではあまり出会えないタイプの味。
そう、GROMは今までなかった物に挑戦していく面白さもある。
過去にはなんと「抹茶」もあった。

食について保守的なイタリアのアバンギャルドなジェラテリア。

最後にもうひとつ、情報として挙げるならば。
一番混む時間は夜11時以降!
イタリア、夏の夜にはジェラートが欠かせません。K.O.

ミラノオフィス通信- デザイナー 徳永 - 2009/09/10

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