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2017/07/26

設備工事中@薬院のマンションリノベーション

リノベーションだから、できる

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薬院のマンションリノベーションは解体工事もすっかり終わり現在設備工事に入っております。写真の青い管が水の配管、赤がお湯の配管なのですが、このように給排水管もリノベーションの工事で新しくします。

通常、共用部分の給排水管は、マンションの管理基準により定期的にメンテナンスが行われていますが、専有部分に関しては定期的なメンテナンスが行われていません。まして、専有部分の給排水を新しくするためだけの工事は行わずに、リフォームする際に水廻りに属する箇所のみを新規交換するのが、現状でもあります。

そこで、私たちが行っているスケルトンリノベーションでは、給排水設備を全て新設にて行っています。

ヘッダー工法3

給水・給湯管は、床下で配管施工します。その際に、ポリブデン管という耐久性に優れた樹脂管を使用しますので、破損や劣化の心配がありません。

今までの一般的な給水工事では、水道メーターから蛇口に直接配管する「先分岐工法」という方法を使っており、箇々の水圧が違う、また漏水した場合、原因箇所が特定できないという欠点がありました。しかし現在は、水圧を一定に保つことができ配管経路やメンテナンスを行いやすい「ヘッダー工法」という方法にて工事を行っています。

 ヘッダー工法1

ヘッダー工法2

ヘッダー工法は、給水ポイントを一カ所に集めそこから給水管を這わせる工法です。一度給水配管をヘッダーという部材に結び、その先は各水場に1本1本単独で配管していきます。この工法は枝管工法に比べ、水を同時使用した際に均等に水を供給でき、また万が一水漏れが発生した場合にも、管が個々に枝分かれしているのでどの部分から水漏れしているのかを特定しやすいという特徴があります。

スケルトンからのリノベーションを行いながら新規給排水管やガス管の設置工事を行う事で、マンションの専有部分の資産価値を向上させることにもつながります、