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2017/07/22

家具のレイアウトでお悩みの時には

リノベーションだから、できる

リノベーションの間取りのプランニングの際には図面上に現在お持ちの家具やご購入をご検討中の家具を寸法通りに落とし込み、家具のレイアウトを同時に考えていきます。当然のことですが、完成後に、家具が入らなかった、とか、ここに置いてみたものの人が通りにくい、などの不都合を避けるためです。ここにダイニングテーブルを置くことでどのような生活導線になるか。テレビをこの位置で置くならソファの向きや位置はどれがベストか。単に間取りだけを考えるのではなくて、そこでどのようにオーナー様が日々暮らしていかれるかを想像しながら、家具の配置を含めてプランニングを行っていきます。

特にソファはサイズや形が様々ですので、綿密に配置を考える必要があります。現在進行中のプロジェクトにおきまして、オーナー様から新しくソファをご購入されるとのご相談がありました。ショールームにご同行させていただき、実物を確認した上で、このように図面に配置を落とし込みました。

 

ハンプトン

①幅2m50㎝のソファ

cenova②

②幅2m60㎝のL字型ソファ 左側をカウチにする場合

cenova①

③幅2m60㎝のL字型ソファ 右側をカウチにする場合

このように図面にレイアウトした上で、

・ダイニングテーブルの位置から割り出したソファの位置(人がストレス無く行き来できるスペースを考えて)

・ソファから扉までの距離感

を提示します。L字型のソファの場合、③の配置は和室の扉までの距離が30数センチと狭いですが(一人通るのに必要な目安は60cm)、普段は和室の扉を解放して過ごされるということを考え、②よりも視覚的にリビングが広く感じられる③の配置をお勧めいたしました。

このように、実際に家具を寸法通りに図面に落とし込んでみると、扉までの距離やどれくらい人が通るスペースが取れるか、他の家具との位置関係はどうなるか、ということが分かってきます。図面上で家具をレイアウトしてみると、実際にそこに家具を置いた時の様子が想像できます。

家具のレイアウトでお悩みの際には、具体的な数値で通路スペースや扉までの距離を提示し、ベストなレイアウトを分かりやすくご提案させていただいております。