トイレは家の中で一番狭い部屋かもしれませんが、実は狭いながらに好きな素材を使えたり、ちょっとした絵を飾れたり、他の部屋では使いにくい色にできたり、好きなことをできる空間です。一面の面積は約5㎡。そこから鏡や手洗いの棚の分を引くと実際にタイルを貼る部分は狭くて約3㎡ほどと少ない範囲ですので、広い面積には手が届かないタイルや石、高価な輸入物のクロスなどを思い切って使うことができると思います。狭い空間だからこそ、贅沢な素材を使って楽しみましょう。

タイルを貼る

こちらはIプロジェクトのトイレです。鏡を挟んで上と下で異なるタイルを貼っているのがポイント。同じ色、同じ素材のタイルですが、形が違うだけで表情にだいぶ違いがあります。単一で貼るよりも遊び心があって面白いですね。

ガラス素材のタイルです。通常のタイルよりも単価が高いものが多いですが、トイレの壁なら面積も狭いので思い切って使うことができます。上部から光を当てるとガラスがキラキラと光って美しく見えます。棚にはお気に入りのアートやオブジェ、季節の草花などを飾って楽しむことができるのが嬉しいですね。

他の部屋では使いにくい面白いデザインのタイルを使ったり、派手なファブリックを使ったり。普段目に入らない空間ですので、思い切ったデザインを取り入れたいものです。

凹凸がある壁にはデザインクロスを貼ることをおすすめします。タイルだと施工が難しいですが、クロスなら仕上がりも美しいです。

ちょっと薄暗くして非日常的な空間に。他の部屋よりも明るさを必要としない空間ですので、写真のようにペンダントを吊るしたり、間接照明を入れたり、色々な照明演出を楽しむことができます。

自分だけのこだわりが詰まったトイレ、楽しそうですね。