ブログ

2017/05/03

キッチンが美しくなる収納を考える

リノベーションだから、できる

キッチンは住まいにおいて最も散らかりがちな空間ですよね。片付けても片付けてもキッチンに物が溢れている、散らかっている、どこに仕舞えばいいのかすら分からない…。そんなお悩みは多いと思います。時にはあえて「見せる」ことでデザインとしてかっこよくなる収納もありますが、私たちはキッチンには「見えない」収納でいかにキッチンを美しくみせるかを追求しています。食器から家電から調味料まで、全てを見えない収納に隠すことが、キッチンを美しくみせる秘訣です。「見えない収納」をどうやってキッチンに取り込み、どうすればキッチンが美しくなるのか、ご紹介します。

壁面一体型で空間に溶け込ませる

収納1

どこが収納か分からないほど壁に一体となったキッチン収納。見えない収納の究極のかたちです。

収納4

キッチン本体と同じ面材でデザインすることで、違和感なく空間に溶け込みます。

収納8

 床から天井までの高さのある壁面収納。まるで壁面にパネルが貼られているかのようなデザインになり、見た目も美しくなります。キッチンの全ての物が壁面に収納されます。

ブラックガラスの扉で中身が見えないようにする

収納2

収納3

収納6

収納7

扉の開け閉めが少ない引き戸タイプの収納が使い勝手がいい。そのような場合には収納の扉を中身が見えないブラックガラスにします。モダンな雰囲気になり、家具のようにキッチンに溶け込みます。

壁面とカウンターで大容量の収納スペースを確保する

収納5

 ストレスのない収納計画に必要なものは、どこに何を仕舞うのかの事前計画と、プラスαの余裕スペースです。増え続ける食器類や調味料で中身がぐちゃぐちゃになって取り出すのに一苦労、というストレスがないように、壁面とカウンターをめいいっぱい使って大容量の収納スペースを確保しておきます。美しいキッチンを保つためには、ストレスのない収納計画は必須です。

冷蔵庫ごと後ろに隠す

th_5DSR1031

こちらはIプロジェクトのキッチンです。壁面収納もカウンター収納もない。なぜでしょうか…?

th_5DSR1035

実はキッチンの後ろのパントリー空間に冷蔵庫も家電も食器も収納しているんです。

th_5DSR1036

扉を閉めるとこのように。見事にスッキリとしています。

th_5DSR1037

ゴミ捨ての動線も考え、外部扉のある位置にパントリーを設置しました。冷蔵庫も大きな家電も食品ストックも食器類も。バック収納そのものを部屋として機能させ、キッチン周りに必要なものが何もかもこの中に収納できるようにしました。たくさん収納できてゴミ捨てもラクラク。キッチンが美しくなる理想の収納をIプロジェクトで実現させました。