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下地材のご紹介
リノベーションだから、できる前回のブログで木下地工事の様子をご紹介しましたが、LVLや石膏ボードなど、建築資材の用語が色々と出てきたかと思います。フローリングや壁紙の下にあって普段目にすることのないこれらの下地材。一体どんなものなのか、ご紹介していきます。
LVL
LVLとは、スライスした単板を積層接着させた木材です。英語の「Laminated Veneer Lumber」を略してLVLと呼ばれています。壁や天井の下地材として使います。単板の厚さは1.3mm~2.2mm程度が通常で積層数は数層から数十層に及ぶものもあります。
石膏ボード
石膏ボードとは、石膏を主成分とした素材を板状にして、特殊な板紙で包んだ建築材料です。プラスターボードとも呼ばれています。非常に丈夫で断熱・遮音性も高く、壁や天井を造る際には広く使われています。厚さでは、9.5mm、12.5mm、15mm、21mm、の製品がありますが、マンションでは9.5mmの厚さの石膏ボードが多く使われ、事務所や病院では12.5mmの厚さのものが多く使われます。大きさは910mm × 1820mmのものを使います。
天井にボードが貼られている様子。
現場で職人さんが適切な大きさにカットして施工していきます。
合板ベニヤ
合板とは、薄い板を貼りあわせて作った板でのことです。絵や壁掛けテレビを設置するときや洗面室などで意匠的にタイルを貼るときなど、下地にある程度強度を必要とする際に貼ります。一番薄いもので、2.3mmそして、3, 4, 5.5, 9, 12, 15mmと厚さ30mmまで種類が豊富です。壁紙を貼った後には壁の補強ができませんので、お打合せの中で補強が必要な箇所を確認していきます。
正面の壁に貼られているのが合板ベニヤです。
乾式床用ゴム支持脚・パーチクルボード
床の軽量床衝撃音LL(スプーンの落下音等)や重量床衝撃音LH(足音等)などを軽減する乾式二重床という床システムを床下地に使うことで、コンクリートスラブと乾式二重床との間の空間が冷えや湿気を防ぎ、また配管や配線を自由に通すこともできます。支持脚には防音効果のあるゴム製のものを使用し、遮音等級(LL-45)の基準を満たします。その上にはパーチクルボードという板状製品を乗せ、床の下地を組んでいきます。
グラスウール
グラスウール (glasswool) とは、ガラス繊維でできた綿状の素材です。住宅の壁・天井・床・屋根の断熱材として広く用いられるほか、工場・体育館の断熱材としても用いられます。また、機械室の内装吸音用や防音室の壁など、防音用の素材としても使われます。不燃材料なので防火性にも優れています。
床下にも防音対策を施すことで、階下へのストレスなく快適に過ごすことができます
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