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今、福岡で新築マンションは買うべきではない理由
豊かに暮らすということ「今、福岡で新築マンションは買うべきではない」。
何故か? わかりますか?
マンションを選ぶ場合に考えるべきことはたくさんあるのですが、
立地:そのマンションがどこに建っているか
構造・建材:そのマンションがどのようにして建てられたか
この2つがもっとも重要です。
この2つの条件が、今、福岡市で新築マンションを買うべきでない
という理由になっているのです。
立地を考えると選択肢が少なすぎる
福岡市内では、立地の良い場所にはすでにマンションが建っています。
だから、人気のエリアでの新築マンションが少ない。
あったとしても再開発や、建て替えなどで価格が高くなる傾向があります。
実際、最近人気の舞鶴小学校校区。ファミリータイプの間取り(70平方メートル以上)で検索してみました。
新築は0件。それに比べて中古マンションは7件。
そもそも新築の選択肢が非常に少ないです。建物の価値は入居した瞬間から下がり初めますが、立地は劣化しません。最近、福岡の人気エリアのマンション価格は値上がりを続けています。
構造と価格
マンションの基本的な価値は構造がしっかりしているかどうかで決まります。その構造をつくる材料となる建築資材が、今、高騰しています。
同じコストをかけても、以前のような品質の材料は選べず、質を落とさざるを得ないのが現状です。
最近、お客様にアドバイスを求められ新築マンションのモデルルームを訪問しました。価格的には高級マンションと言われるグレードのマンションです。
モデルルームの部屋に入った瞬間、同行したスタッフが顔をしかめたのに気が付きました。
普段我々が絶対使わないグレードの床、壁紙を見て驚いたのです。その建材はもうメーカーのカタログにも載っていないもの。モデルルームでさえこのような建材を使わざるを得ないところまで来ているんだと実感しました。
完成前に部屋を販売する必要がある新築マンションのモデルルームは、そのマンションの一番いい部分を見せるものですが、実は標準仕様である部分はかなり少なく、ほとんどの部分、床や壁紙でさえもオプションで追加料金が必要なものが使われています。そのモデルルームでさえ、こんな状態なのです。
震災復興やオリンピックの影響で人件費が高騰していることも追い打ちをかけているのでしょう。
もちろん、デベロッパーもさまざまな努力をしていますが、外的な要因なので、それにも限界があります。
すでに建っている中古マンションに比べて、今、新たに建築されているマンションの価値は相対的に低いと言えるのです。
新築マンションにこだわらず、
中古マンションをリノベーションする、
購入時期をずらす
など、さまざまな可能性を検討してみてみることが必要です。