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2015/01/28

国産材について考える

エトセトラ

 

新年があけて、早くも1月が終わろうとしています。

この1ヶ月間で、天気予報を聞いていると、
日本列島は、一方では大雪なのに、もう一方では気温が春のような・・・
というように寒暖の差がありすぎるのでは??
と思うほど、地方によって差があったように思います。

まさに、異常気象。
今に始まったことではありませんが、異常気象をなんとかするべく、
CO2削減対策がなされたり、車業界ではエコカーなる電気自動車や
水素で走る車の開発などがありますが、
生活の中でもエコバックやマイ箸といった環境に対する意識が定着しつつあります。

住宅の場合も、環境に対する対策として様々なことに取り組んでいます。
省エネ住宅や太陽光設置などがそれにあたるでしょうか。
今回は、殊に家の柱となる木材について、お話したいと思います。

2020年、オリンピックの開催が東京に決まり、
今後さらに盛り上がっていくと思いますが、
競技で使用される施設を木造で!!という動きが始まっています。
そこで、同時に注目されているのが、国産木材の利用です。
国(林野庁)では、国産木材の利用を促して、【元気な森林の再生】を掲げています。
簡単に言うと下記図のような環境の循環です。

学生のころに、授業でやったことがあるような・・・
そんなイラストですが、この循環がうまくいくと、
地球上の生き物のバランスが上手くまわると言われています。

家を建てる際に上の図で関わってくるのは、
木材を供給する(木材を利用する)の部分になります。

木材を供給する(木材を利用する)ことは、森の破壊と取られがちですが、
むやみやたらに伐採するのではなく、間伐をして利用するということです。

現在は、国産木材は、輸入材の需要の増加などにより、
なかなか普及に至っていないのが現状ですが、
環境保護という意味では、適度に間伐をし、適材適所に使っていくのがよいようです。

現状は・・・・
バランスのとれた状態は・・・
上記のバランスを目指して、国産木材を使って、
オリンピック会場を作ることしかり、住宅にも利用してもらえるように、
国は動いています。

とはいえ、国産木材は先ほども書きましたが、輸入材に比べ高価です。
ですが、木も生き物なので、程よい湿度が保たれて、
夏は涼しく冬は暖かいなどの快適性が増して、人が生活する上での、
心地よさも違ってくるのかもしれません。

また、農作物同様、地産地消がベストではあります。
皆さまのご予算に合わせて、国産木材を上手に取り入れられると
よいかもしれませんね。

他にも、ベビー向けのファーストトイとして木製遊具を、
はたまたインテリアとしての木製家具も
というのも、よいかと思います。

画像:すべて、政府広告オンラインホームページより