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2014/12/17

快適な生活に、実はすごく大事な、住まいの通気層のお話

住まいの快適さを追求する

前回は、番外編で暖房機器についてお話しました。

今回は話を戻して、通気層についてのお話です。
高気密・高断熱の住宅に欠かせない機能として【通気層】があります。

断熱をした内壁・屋根内部と仕上げの外壁と屋根の間の空気の層を作ります。
(通気層の作り方や排気の抜き方は、各施工会社の工法や仕様により異なります)

この通気層は、前々回でお話しした【伝導】による外壁からの
熱を抑える役割があります。

通気層が無い住宅では、夏の強烈な陽射しによって
熱せられた外壁の熱が【伝導】により内壁に熱を伝えるために、
断熱材の断熱の効果を充分に得られずに、室内が暑くなります。

外壁・屋根に通気層を設けておくと、
外壁と内壁(断熱材)の間に空気の層ができ、熱の伝導を遮ることになります。
温められた通気層の中の空気は、屋根や外壁の上部より排出されますので
室内の温度の上昇が緩やかになります。
以下の図がマキハウスの通気層の図です。
良い断熱材を使い、気密性を良くし、きちんと排気される通気層を設ければ、
快適な住宅を造ることができます。

目に見えなくなるところですが、とても重要な役割があります。