ブログ

2014/11/16

【番外編】住まいの断熱について考える

住まいの快適さを追求する

前回・前々回と断熱材・気密性を取り上げましたが、
ここ最近、朝晩と冷え込んできて風も強く冷たくなってきてますので
いよいよ冬になってきたなと感じてきました。

本来なら住宅の通気層について考えていきたいところでしたが
番外編ということで、「高気密・高断熱の家にお勧め!」 蓄熱暖房機と
床暖房についてお話したいと思います。

まず初めに熱に関してですが
熱の伝達形態には、【対流】【伝導】【輻射】の3つがあります。

【対流】
温風や冷風を放出して、空気を強制的に動かして空間の温度を変える方法


エアコンによる対流の例


ストーブによる対流の例

【伝導】
接触によって熱が高い方から低いほうへ伝わる性質を利用した方法


氷枕による伝導の例


湯たんぽによる伝導の例

【輻射】
「放射」とも言いますが、物を介さず高い温度から低い温度に熱移動する性質


夏・トンネルにおける輻射の例


冬・サンルームにおける輻射の例

参考資料:http://www.toyox.co.jp/fukusha/fukusha01.html


熱の伝わり方が、蓄熱暖房機と床暖房のキーになってきます。
【蓄熱暖房機】【輻射】(+【対流】)を利用しています。

【蓄熱式電気暖房器のしくみ】

蓄熱暖房機の中の蓄熱レンガを安価な深夜電力(単相200V)を使って
組み込まれているヒーター素子でこの蓄熱レンガを加熱することで熱を蓄えます。
(約700℃前後)

この夜間に蓄えられた熱を翌朝から蓄熱暖房器本体表面より放熱(輻射熱)し
室内をムラなく温める暖房機器です。

オール電化・高気密・高断熱住宅に最適な暖房機器です。

自然な温かさを感じることができ、深夜電力の利用なので
オール電化の契約の場合はランニングコストが低く、
また新築に限らずリフォームで設置することもできます(要電気工事)。

特にリフォームの場合、大きな工事をせずに設置できます。

エコキュートを設置されてるご家庭では、設置されていない場合より
電気工事が安くなります。


参考資料:http://www.olsberg-japan.co.jp/electricheater/chikudan_shikumi.html
http://www.olsberg-japan.co.jp/electricheater/chikudan_shikumi.html

【床暖房】【輻射】+【伝導】を利用しています

床暖房には電気式、温水式と2種類あります。

どちらも一長一短ありますが、床暖房は蓄熱暖房機のように高温を発することはなく、
40℃前後で設定しておくと床からの【輻射】と【伝導】を利用した直接的な温かさがあるので
非常にあたたく感じます。

蓄熱暖房よりも輻射はかなり弱いですが、ほとんどの方は冬場の床の冷たさを
感じられていますが、床暖房は直接足が温かくなるので、
その場から動きたくなくなる温かさを感じます。

深夜電力を利用することはほとんどありませんが、
大まかなランニングコストは1ヶ月\4,000~\10,000前後です。

もちろん設置面積で費用対効果・イニシャルコスト(設置面積・
床暖房用の床材を使用)・ランニングコストでかなりの差が生じます。

床暖房も新築・リフォーム問わず人気商品です。

【蓄熱暖房機】【床暖房】とどちらも高気密・高断熱の性能のいい住宅に
対して、より効果を発揮する暖房機器です。

マキハウスの家はデザインはもちろん性能(高気密・高断熱)に
こだわりを持って建築をしています。

これから建築を考えている方やリフォームを考えている方、
またエアコンによる過乾燥が苦手な方にお勧めの暖房機器です。

今まで施工したお客様には大変喜ばれています。
費用等、気になることはスタッフにお尋ねください。